カマストガリザメにシェブロンバラクーダ!そしてタマン祭り!! 沖縄本島「トライアングル」ダイビングポイント紹介

ダイビングポイント情報

こんにちは!シングルダイバーのなゆたです。

沖縄本島の大物狙いの最強ポイントと呼ばれる「トライアングル」で潜ってきました!

ダイビングボートで那覇市内の港から40分ほどで到着する外洋に位置し、岩も何もない見渡す限りブルーウォーターのポイントとなります。

なゆた
なゆた

「トライアングル」はギャンブルダイブでも有名なポイントです。

何も現れなければ、ひたすらブルーウォーターで泳ぐのみとなりますが、当たればダイバーに人気のオールスター集団が現れます!

水底50mほどにはブロック型の漁礁が設置されていて、ここをすみかにする数十匹のロウニンアジの群れや、カマストガリザメ、シェブロンバラクーダ、ハンマーヘッドシャークなどが狙いとなります。

また自分が潜った春の時期は、沖縄名でタマンと呼ばれるハマフエフキの群れを見ることができます。

図鑑で見たハマフエフキ、50cmくらいだそうです

ちょっとブサイク(?)なタマンの群れを見てもなぁと思われるかもしれませんが、群れ方がハンパではありません。

産卵で群れを成すこの時期は見渡す限りのタマンの壁となり、数百ではなく数千のレベルにもなります。

ダイブログデータ
  • ダイビング時期:2022年5月上旬
  • 天候:曇/雨
  • 気温:25℃ 平均水温:23℃
  • 平均水深:21.1m 最大深度:46.1m
  • 装備:5㎜ウェット+防寒ラッシュガード
  • ダイビングスタイル:ドリフト
主に見れたもの
  • タマン(ハマフエフキ)1,500オーバー群れ
  • カマストガリザメ×3
  • シェブロンバラクーダ 400オーバー×2群れ
  • ロウニンアジ ×6
  • アオウミガメ

自分が利用したボートには魚群探知機を搭載しており、ダイビングごとに最適とされるポイントでエントリーすることができます。

コース取りにもよりますが、漁礁付近を狙うと一気に水深50m付近まで下降、そこまで行かなくともかなり深めの位置で時間を過ごすこととなりますので、1ダイブ当り長くても20分ほどの短時間集中のダイビングです。

そのためブリーフィングでも「怪しいと思ったら無理に付いてこなくていい」と言われます。

この「怪しい」とは窒素酔いのことです。ボーっとするような気分を感じたら水深を落とさず、上からガイドを眺めて待つことが必要です。

また外洋のため、当然時に流れが強くなることもあるため、スキル・体力のある中上級者向けのポイントとなります。ご注意ください。

いよいよエントリー。

1本目はエントリー直後からシェブロンバラクーダが現れ、それを追うガイドさんに着いて行ったら、気づくと漁礁が間近に見える・・・。ん?

漁礁近くということは?と思い、あわててダイコンを見ると既に水深44m。ブルーウォーターで目印も何もないので、ここまで落ちていることに気づけないのです。なのでゆっくり深度を上げることにします。

タマンも100匹以上はいましたが、散り気味で迫力に欠ける感じでした。

2本目はエントリー直後、可愛いサイズのアオウミガメがこちらに浮上してきました。

序盤、それ以外は何も現れず、魚群探知機は何を狙っていたのかと思うくらい。

ですが、その後水深40~45m近辺にタマンの壁のような群れが現れました!これがうわさに聞いた、春の大タマン祭りです!!

見渡す限りの群れで、ガイドさんいわく確認できる範囲で1,500匹、群れの先まで行けば3,000匹ほどにもなるとのことです。

しかもタマンは沖縄三大高級魚といわれる程の魚だそうです。この群れ全部でいくら??

深度を35m近辺まで上げた直後、眼下にカマストガリザメが現れ、再び一気に下降。

ですが場所的にグループ後方におり、サメのスピードには追い付けず、上から撮影したのでちょっと迫力に欠けた感じで2本目を終えました。

3本目は、エントリー直後からガイドさんがあるものを発見し、一気にダッシュで下降していきます。

下降して見えたものはタマンの壁のような大群れ。2本目と同じ迫力で、なるほどこれを狙っていたのかと思っていたところ、タマンの壁の向こうに何やら大きなモノが泳いでいます。

出ました!カマストガリザメです!!これが見えたのですね。

体長は軽く2mはあるその姿は、胴回りも太く、尾びれもシュッとしていて、メジロザメ科だけにとても格好のよいフォルムをしています。

捕食をしようとしているのか、タマンの壁の周りを悠々と泳いでいるのをじっくり観ることができました。

ですがこの時、既に45m付近。そろそろ深度を上げようと思い、見上げると・・・。

今度はシェブロンバラクーダの群れです!しかもなかなか大量とみえます。

群れは自分の位置から15~20mほど浅場の位置のため、少しずつ深度を上げていくのですが、ガイドさんはまだ深場でタマンの壁に突っ込んでいます。

後で聞くと、壁の向こうにはカマストガリザメが更に2匹いたそうです。そっちもおいしいのですが、今はバラクーダを狙います。

ようやく深度が合ったと思ったら、バラクーダの方からこちらに近づいてきます。

ここまで寄れてじっくり観察していくと、ロウニンアジも交じってきました。

こんなにデカいシェブロンバラクーダをロウニンは捕食しようとするんですね。

よく見たらこの400匹ほどのシェブロンバラクーダの群れは、奥にも同じくらいの群れがいて、途中から倍の群れに合体し大迫力です!

エグジット後、ボート上で各ショップのガイドさん達が「今期No.1じゃない?」と言っていました。あとはハンマーが出てくれたら完璧ですね。

というわけで初めてチャレンジしたトライアングルは、うわさ通りのオールスター集団が現れる大物回遊魚天国でした!

スキルを磨いてまたチャレンジしたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました